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コミカルで可愛らしい絵柄で「とり×とり」にとっては欠くことの出来ない演出になった「カットイン」のシステムですが、そもそもこのシステムはカットイン原画を担当して下さった「山田石人」さんの絵あってのことでした。
そんなわけで、今回はその山田石人さんにインタビューをしてみようと思いまーす。
玉沢
「さて、そんなわけでこんにちは」
山田
「はじめまして、山田です」
玉沢
「すみっこちゃん四コマをいつも書いてくださってる山田さんは、結構昔から玉沢の創作上のパートナー、相方さんなんですよねー」
山田
「不本意ながら」
玉沢
「ぐっ……ふ、不本意って……」
山田
「なにか?」
玉沢
「い、いえ……と、まあそれはいいとして……山田さん。カットインを描かれる時、一番難しいことは何でしょうか?」
山田
「(苦笑)…そうですね…ある意味大変なのは全部ですが…」
玉沢
「あ、あはは……」
山田
「一番大変なのは指示がおおざっぱなことでしょうか(笑)」
玉沢
「うぐ……そ、そっすか?」」
山田
「そりゃあもうひどいもんです」
玉沢
「そんなに……ひどかったかなぁ(汗)」
山田
「指示書見ても『勢いよく』とか『かっこよく』とか『コミカルに』とか……」
玉沢
「そ、そんなことねっすよ、そりゃ、そう言うのもいくつかはあったと思うけど……」
山田
「まだ意味のある言葉で書いてあるのはマシな方で、そのうち、『ばーっと』とか、『ぐわぁーっと』とか、わかるかっちゅーねん!
玉沢
「い、いやあ、ちょ、ちょっとじゃん! ちょっと! それくらい、その……相方なんだからわかって欲しいなぁ、なんて……」
山田
「わかるかぁ! ワシ
エスパーちゃうっちゅーねんっ!」
玉沢
「うぐ……」
山田
「大体オノレはいつもいつも大ざっぱで大ざっぱで! ワシがどんだけ苦労しとるとおもとんじゃあ!」
玉沢
「え、えと……ご、ごめんなさい」
山田
「ごめんですんだら警察いらんのじゃあ!」
玉沢
「いた! 痛い! すんません! ホンマすんません!」
山田
「だーらっしゃあ!!」
玉沢
「あひーーーんっ!!」
(以下、山田大暴れでぐだぐだになったので、中略)
玉沢
「い、いてててて……し、失礼しました。ともかく、こんな感じで玉沢と息もぴったりの山田さんに作っていただいたカットインですが……。山田さん、最後に一つ、山田さんにとってカットインとはなんですか?」
山田
「血を吐きながら続けるマラソンですかね…(苦)」
玉沢
「あー、それはなんかわかるわ」
ちなみに、上の内容は一部を除きフィクションです。
何処が本当のことなのかは、皆さんのご想像にお任せしますけど(笑)。
あ、山田さんと玉沢はホントはすっごい仲良しなんですからねー。
ホントホント。
(文/玉沢円・山田石人)
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