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一ヶ月ぶりのご無沙汰です。こんにちは。
さて、今回の「とり×とり」のすみっこは「とり×とり」の中でも特に濃い味を持つキャラクター「ベリュアル・アズモデウ」とその付き人(帽子?)「バアル」です。
リュアルは、一番最初の設定書には存在しないキャラクターでした。

ただ、各種設定を詰めていくうちに、「このゲームにはアシュタロテに対抗しうるキャラクターがいない」という事実に気がついてしまいまして、「では、ライバルキャラクターを設定しよう」という話になって生まれてきたのがリュアルでした。

この時のキャラクター追加が、後々際限なくキャラが増えていく伏線となっているわけですが……まあ、それは

ちなみにベリュアル追加の際は、まだまださいとうさんはにこにこしてました(笑)。
さて、そんなベリュアル。
アシュタロテのライバルキャラということで、こちらも大仰な名前がいいだろうということで、アシュタロテに負けず劣らずのフルコースな名前にしました。

デザイン的にも、アシュタロテのロリータファッションに対抗するならパンクっぽいのがいいだろうと言う話で、方向性についてはわりとあっさり決定。

に乗っかっているアル爺も、アシュタロテのライバルならこれしかないよね、という元ネタがあるわけですが……その辺りは、やっぱりオトナのお約束で、お口にチャックとさせていただきます(笑)。

さてさて、そんな感じで方向性そのものは割合素直に決まったベリュアルですが、最終的なデザイン決定に至るまでは、実は結構紆余曲折がありました。

細かい話はさいとうさんにお譲りしますが、最初はもっとこう、(物理的に)ツンツンした、ワイルドな感じだったんですね。
それはそれでいい感じだったんですが、ちょっとキツすぎるかも、なんて意見もありまして、その結果今のデザインへと落ちつきました。
結構、革命的な変化です(笑)。
ばんそーこーは特にびっくりしましたね(笑)。
さいとうさんはホンマモンだと思いました(笑)。
あ、それに狂喜乱舞して「さいこーっすよっ!」って叫んでた私もホンマモンですが。

こんな経緯で誕生したベリュアルなのですが、設定当初はメインキャラではなく、エンディングも無い予定でした。
というのも、キャラがすぎるから。
レギュラーにしてしまうと、まわりのキャラを食ってしまうんですね、どう考えても(笑)。

ただ、やっぱりこれくらい存在感のあるキャラクターを脇のまま終わらせてしまうのはもったいない、ということになりまして、晴れてメインキャラの一人と言うことになりました。

もっとも、やっぱりその強烈なキャラクター性に配慮して、一部のルートでしか出てこないようにはしましたけど。
ちなみに、ベリュアルはどうして関西弁なのか、というご質問があるんですけど、ぶっちゃけこれは、私の趣味です。
趣味

もう一人、ォルフェさんという関西弁キャラがいるわけですが、あちらとはまた違った魅力を出そうネイティブの強みを思いっきり発揮してみました。
特にエッチシーンは気合いはいりまくりですね(笑)。
入りすぎて、やたらとエッチシーンが長くなってしまい(しかも複数ラウンド制)、演じてくださった声優さん(北都南さん)は大変だったと思います。

この場を借りて、お礼とお詫びをさせていただきます。
さてさて、それでは今回はこの辺りで。

またお会いいたしましょう♪
(文/玉沢円)
リュアル「とり×とり」の中でも一番難産だったキャラクターです。難産だっただけに一番好きなキャラクターでもあるかもしれません。

最初に玉沢さんから「こんなかんじで〜」と言われたときに、ライバルキャラということでしたので、アシュタロテと相対的にするために、死神っぽいデザインでイメージ色は黒系でパンクやロックが大好きそうなオンナノコにしようってのはあったんですが、もっとこうっちゃってる(頭の中がどっかの世界へ)感じをイメージしてたんですよね・・・・・勝手な思い込みですけど(苦笑)
初期デザインです。
これは第二稿なのでまだ顔がこれでも優しめなんです。
最初はもっとお見せできないような三白眼ぐるぐるイっちゃった瞳口も裂け気味キシャー!!って感じでした・・・・・。
そうして上がったデザイン画をスタッフの皆さんに見せたところ、「かわいくない!」と言われまくりでした(確かに可愛くはなかったんですがorz)。

そんなこんなで可愛くしようとしたのですけど、なかなか変わってくれない。もうソコから先は超難産でした・・・・(ノ_<。)
そんなこんなで、なんとか可愛くなってきてくれたのが第三稿です。基本デザインは変わっていないのですが、多少寸詰まりになってます。
その後、鎌ももっとデザイン的に服装に負けないようにしようということになり、さらに寸詰まりになり、最終的なデザインになりました。

アル初期稿ではもありませんでした。・・・・・いや形はあったか。でも顔はついてませんでした。
・・・・・・その・・・・・・なんというか、やっぱ顔をつけるのはすっごく抵抗あったんですよね。つけたら絶対に元ネタバレる!と思ってましたし・・・・・。ささやかな抵抗ってことでつけてなかったんですが「なんで顔ないの?」の一言であっさり爆沈

結果的にはバアルが居たおかげでボケ役と突っ込み役ができたわけで、やっぱバアルが居てよかったと思いましたね。僕の考えは間違っていたです。指摘してくれたスタッフに脱帽です。

第二稿を見ていただければ判るように、初期のベリュアルはブラをしていました。

しかしなんかどうもしっくりこない。
いっそぴーちく剥き出しにしちゃおうか?とも考えたのですが、それだとただの露出狂みたいだしっちゃいすぎ」てるかな?と考えた末、バンソーコーを貼ることにしました。

で、ぱんつの下にもバンソーコーを貼っているという設定もこのときに作りました。
だってねぇ・・・・・上に貼っているのに下に貼っていないのはおかしいじゃないですか〜。
情集です。
ベリュアルもアシュタロテと同じく、感情が凄く表に出やすいキャラクターですね。

口喧嘩をしている絵はデザインをしているときに玉沢さんから「こういうのも描いて」といわれて描いたものです。
ちなみによくド○ロンな人かよ!」とか言われたりしていますが、実は頭の中にあったベリュアル本体のデザインイメージは別な人だったりします。(外見的にはまぎれもないド○ロンな感じなんですけどネ)わかる人にはわかっちゃうかも知れないですね〜。
ベリュアルはグラフィッカーの人たちにとっても大変なキャラクターだったようです。

そんなに色は多くないのですが、ーツ数の多さ(ファスナー部分と裾の飾りやベルトのバックル&鎌)のおかげで、グラフィッカーから何度も「オワラネーーっ!!」というありがたい?お言葉を頂きました(笑)

そのかわり、Hシーンなどのでコートを着ていないときは塗り分けが楽なせいか取り合いになるという面白状態でした。

と大変だったのはバアルとの組合せパターンの多さですね。

まず、バアルを被っている状態と被っていない状態では髪の毛の影が違いますし、ベリュアルのポーズが変わるとバアルもポーズを変えなくてはいけない。さらにバアルは表情がベリュアルのポーズ毎に必要という凄まじい組合せ数でした。

その代わり色は最初から黒系と決まっていたので色で悩むことは無かったですね。初期の髪の色が黄色だったくらいかな。

なのでベリュアル&バアルはカラーバリエーションはありません。
リュアルデザインです。
設定ですが、この鎌の頭の部分と柄の南京錠とバアルの帽子の先についているカギはセットになってます。

つまり鎌で魂の尾を切り、バアルのカギで南京錠(地獄の門)を開き、鎌のガイコツの口がその地獄の入り口になっていて、ソコから魂を吸い取るというイメージでデザインしました。
南京錠に書いてある文字は"5-2 THELL""Go to the Hell"と読みます。(5はGoと読むのは日本人だけでしょうが)って、モチロン勝手な略語ですけれどヾ(;´▽`A。
ベリュアルは玉沢さんも述べておられるように、最初はエンディングが存在しないサブキャラ扱いでした。

しかしこれだけアクが強いキャラクターにエンディングがないのはやっぱり勿体なくない? という意見があり、モチロン僕もそれに同意。エンディングも用意することになりました。

声をあてて下さった北都南さんの関西弁の名演技もあって、とても魅力的なキャラクターになったと思います。

許されるのならば、ベリュアルを主人公で一本ゲームを作りたいくらいです(笑)
(文/さいとうつかさ)
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